セイコーマート(北海道)の事例~コンビニが農業~
これからの時代は農家が激減する。そして農作物の生産量を維持するには、おそらく異業種、とりわけ小売業が農業に参入してくるのではないか、と考えている。
実際、すでに数年前から、北海道の有力なコンビニチェーンである「セイコーマート」は自社農場を道内に数か所持ち、そこから採れる野菜を
1)直接販売
2)グループ企業で販売
3)加工して販売
している。
「出口」を持っている業種は強い。
ファーストリテイリングも、ニトリも、自社で製造して販売する。居酒屋チェーンのワタミも自社農場をもち、こちらは相当な規模で有機農業を展開している。北海道のホテルチェーンの野口観光も同様。これからはセイコーマートやワタミ、野口観光のような事例は少なくないと思う。
とにかく「出口」を持っている業種は強い。農業への異業種参入の筆頭になるかもしれない。